Standard Products(以下SP)ファンの皆さま、こんにちは!「DAISOの輪」事務局です。
SPで展開する約2,000アイテムの中から、特に人気の高いシリーズなのが、国内地場産業とのコラボレーション。これまで、包丁やスキンケアシリーズ、間伐材を用いた雑貨など、たくさんの商品を企画し、販売してきました。
そんな地場産業シリーズに12月新たに播州ハンカチが加わります!
水が豊かで、江戸時代から繊維産業が栄えてきた兵庫県の播州でつくられるハンカチです。
発売前に、ファンの皆様に商品への想いやバックグラウンドを知ってもらいたい、という思いから、今回の記事では、実際に商品を作っている兵庫県の工場に行き、株式会社ソーイング竹内 代表取締役の竹内 裕児さんにインタビューを行いました。
ハンカチの歴史からさかのぼり、今回の商品開発秘話についてお伺いしてみました。
お話を聞くまで知らなかった、あんなことやこんなことまで。。。!
商品誕生の背景や、作り手の想いを知ることで、皆さまのSP愛がより一層高まるのではないでしょうか。
実際に工場へ訪問してみた!
兵庫県多可郡多可町にある、播州ハンカチを製造している工場に足を運んでみました。

今回お話を伺うのは、株式会社ソーイング竹内
代表取締役の竹内 裕児さん。

-早速ですが、ハンカチの歴史や特徴を教えてください。
竹内さん
「ハンカチーフ(ハンカチ)」という言葉は世界中にありますが、実はハンカチを使うという文化は日本独特のものなんです。ハンカチを飾ったり、なにかにかけたりするところはあっても、日常使いするのは日本ならではなんです。
アメリカではバンダナの文化がもともとあったんですが、1960年代にティッシュペーパーに変わり、その後ハンドドライヤーが発明されたりと、どんどん布を使わなくなっていったんですよね。
ヨーロッパでも「ハンカチーフ」という言葉は存在するものの「ひざかけ」のことを指す単語として使われることが多いんです。
ハンカチは使ってみるとかさばらず持ち運びも楽、速乾で使い勝手がよくデザインも楽しめるなど、魅力がいっぱいです!そんなところを知っていただきたいという想いから、我々は四角形の布に想いを込めて、今ハンカチを生産させていただいております。
-日本を代表する繊維産地で働かれている中で、大事にされていることは何ですか?
竹内さん
この地域(西脇市)自体も、繊維産業が盛んな町なので我々としては、「繊維産業を衰退させたくない」という想いが強くあります。それに加え、工場への自家消費型太陽光発電システム導入や、廃棄物排出量の削減など、「環境への配慮」という観点も大事にしながら生産を行っております。
※参照:https://www.sewing-takeuchi.co.jp/sdgs/page/3/

- 播州ハンカチの特長や、製造のポイントがあれば教えてください。
竹内さん
ハンカチはその他の商品と違って真四角なので、粗が分かりやすいという意味で、逃げ場がないんです。簡単そうで実は一番難しいんです。真四角なのできちんと縫製できていないと、きれいにたためないので、ひずみが分かりやすいんですよ。日本人の気質にもあってますよね。
縫製技術には、細いけど何度洗っても破れにくい・変形にくい「三巻(みつまき)」という、縫い方を採用しているのが大きな特徴です。こうした日本の縫製技術をもとに生産しています。
- 播州のハンカチは普段、どういう方に愛されているのでしょうか。
竹内さん
お客様の層としては、日本で発展したハンカチの文化や技術を、海外の人に広めたいという方が多いイメージです。ハンカチは、プリントに日本の地域や文化、季節を感じる絵をあしらうことで、1つの絵として日本らしさを表すことのできる商品でもあります。
お客様によっては、額に入れて飾りたいとおっしゃっていただけるので、日本人が認識しているハンカチというカテゴリではない、新たな分野として開ける可能性があります。ハンカチは、日本特有の文化を表現できる場でもありますよね。
クリスマスとか、ハロウィンはもちろん、夏だったら花火、秋だったら紅葉、みたいに布の中で色々な表現ができるのが面白いです。かさばりにくいので海外の方のおみやげにもうってつけです。

今いろいろな百貨店さんからお問い合わせが来るのが、各都道府県の柄を起こしたハンカチなんです。外国人だけでなく、地元のお祭りの絵柄のハンカチを自分のために買う人もいるみたいです。また、お取引先からも、安価で日本らしさを表現できるハンカチは重宝されている印象がありますね。テーブルクロスとして使われる方もいるみたいで、お客様の方で汎用性を広げてくださっていますね。
メイドインジャパンにこだわるの技術を広めるSPの取り組みに共感し、実現した今回のコラボレーション
- ありがとうございます。
では今回、SPとコラボレーションするに至った背景を教えてください。
竹内さん
仲介してくださるお得意先様に「インバウンドのお客さまも増えているタイミングだし大創産業さんに提案してみてもいいんじゃないか」、とご提案させていただき、今回のコラボレーションが実現しました。メイドインジャパンを大事にされているところや商品に対する熱意に共感して実現したという形です。SPさんのご指導もいただきまして、何とか発売に至りました。
SPとのコラボレーションで、一番苦戦したのはやはり○○…!

-今回SPと開発した商品は、約1年間の期間を経て実現したコラボレーションとのことですが、どんなことが一番大変でしたか?
竹内さん
それはもう、コスト調整が一番ですね。(笑)このあと生産背景をみていただければ、よくわかると思います。色の使い方だったり織り方だったり、工夫が必要でした。安かろう悪かろうは当然ダメなので、みんながいいと思える形でアップデートを重ねました。通常1000円くらいで売られている商品のクオリティを担保しながら、SPの価格帯で実現できるのか、というのは我々でも挑戦でしたが、ものづくりをしている中でSPの想いがどんどん伝わり、ビジネスという観点だけではなく、一緒に努力を重ねる楽しさも感じた期間でしたね。色数、生地、ロット数のバランスを細かく調整しました。

-今回のコラボレーションを提案していただき、約1年の時を経て実現することになりましたが、決まったときはどんなお気持ちでしたか?
竹内さん
日々衰退していく国内繊維産業の中で、日本の文化を外の世界にもっと広げていきたいという想いが強くあるので、今まで我々がやってきた層と違った層にアプローチできることにワクワクしました。
今展開しているお得意先様だと、若い層へのアプローチが難しく、課題感を感じていました。また、温暖化の影響でタオルの方が使い勝手がいいという方が増えているという背景から、タオル売り場とハンカチ売り場の区別がつかなくなってしまっているという課題もあるんですよね。ここから販売がスタートし、どういうアプローチができるのか、楽しみです。海外への展開ができたらまた幅が広がりそうです!
-今後、SPでハンカチ以外でも展開したいことがあれば教えてください!
竹内さん
今我々のところに、ハンカチに限らず、てぬぐいやキッチンファブリックのお問い合わせが増えているんです。残渣*¹を使って染める、フードロスをテーマにしたものづくりの展開もやっているので、今後広げていければと思っております。
残渣*¹…廃棄される食品資源。濾過したあとに残ったかす。
実はまたご提案の準備を進めているのですが、バッグにチャレンジしたいと思っております。今後もタッグを組んで色々な挑戦をしたいと考えております!
ここまでの記事では、実際に播州でハンカチを生産している株式会社ソーイング竹内の竹内さんに、日本ならではの文化「ハンカチ」の歴史や、どんな方に愛されているのかを説明していただきました。
普段何気なく使っている方が多いと思いますが、実はこんな歴史があったとは、と驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
後編では、SPコラボ商品を発売するまでに苦戦した裏話や、実際の生産工程の一部をお届けします。
11月8日配信予定です!お楽しみに!
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※「播州ハンカチ」の発売時期は変更になる場合があります。
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