ABCカードで英語トレ②
appleをアルファベットで「エー・ピー・ピー・エル・イー」と読み上げる
これにどんな意味があるのか、これまでの英語学習の常識からすれば当然の疑問かと思いますが意味・意義は大いにあります。
まず実際の会話場面でこのような言い方(アルファベット読み)をするシーンは意外にあります。
A: I like 'アプル'. (「アプル」が好きです)
B: You like what?(何が好きだ、って?)
A: だから'アプル'だって。
B: How do you spell it?(どういうスペル?)
A: エー・ピー・ピー・エル・イー
分からない相手のためにスペルをつづる、というのは他にも電話越しに自分のメルアドを伝える、とかもあります。それをスラスラと言えることも大事なのですが、同時に大事なのはそれを相手が聞き違えることがないよう、確実に伝わる発音で言うことです。たとえば m(エム)とn(エヌ)、b(ビー)とv(ヴィー)については音の区別(聞き取り)がむずかしいため、いざというときの本番に備えてそれぞれの発音の違いを強く意識しながら行うアルファベット読み練習の意義は大きいといえます。まあ、"M for (またはas in) Mike." みたいな言い方もできますが。
もう一つは前に書いた、繰り返し音読練習するうちに「マイ・ネイム・イズ」の発音が「マイネイミズ」になる、これと同じことがこのアルファベット読みでも自然と行えるようになって、同じ現象が頻繁に起きる実際のネイティブ会話発音のリスニング・アップに役に立つ、というものです。
[A - P - P - L - E]
ビフォー:エー・ピー・ピー・エル・イー
アフター:エー・ピー・ピー・エリー
[E - L - E - P - H - A - N - T]
ビフォー:イー・エル・イー・ピー・エイチ・エー・エヌ・ティ
アフター:イー・エリー・ピー・エイチェイ・エンティ
あと、アルファベット読みといえば略称、たとえばNTTなどの社名、SNS、GDP、などなど。これらも言い慣れることで(つまり何度も口にしている)同じように基本発音(ビフォー)を微妙に変化させて発音するようになっているはずです(必ずではないですが):
NTT「エヌ・ティ・ティ」→「エン・ティ・ティ」
HIS 「エイチ・アイ・エス」→「エイチャイ・エス」
SNS「エス・エヌ・エス」→「エセネス」